節分の3日、全国で豆まきが行われ、千葉県成田市の成田山新勝寺で3年ぶりにコロナ禍前と同規模で節分会(せつぶんえ)が開かれた。1月9日スタートのフジテレビ系「ぽかぽか」(月~金曜午前11時45分)の月曜レギュラーで芸能界デビューした、元同局アナウンサー河野景子(58)の次女、白河れい(20)が初の豆まきに臨んだ。また歌舞伎俳優市川團十郎(45)も父の12代目團十郎さんの命日でもあるこの日、襲名後初の豆まきに参加した。

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白河は、白地に大きな花があしらわれた着物に深紅の裃(かみしも)をまとい、笑みを振りまき豆をまいた。父で元横綱の貴乃花光司氏(50)が各地の大きな豆まきに参加していたのは知っていたが「お留守番していました。初めて」と自身は初体験だと明かした。

新番組の初回レギュラーでの鮮烈デビューから1カ月。「緊張も出来ないくらい何も分からなかった。2、3週やって考えることも増え、反省しながら次につなげようと必死」と振り返った。その言葉を裏付けるように、デビュー前日1月8日の会見で緊張に揺れた視線は、真っすぐ凜(りん)としたものに変わった。

会見で父に芸能界入りを報告できていないと説明したが「デビューした日にお手紙は送りました」と明かした。「筋は通していると思ってくれたら…出来ることはしたかな」と自らに言い聞かせるように言った。

すぐ隣で豆をまいた松本まりか(38)ら、NHK大河ドラマ「どうする家康」出演の面々から刺激を受けた。「女優としてやっていきたい中で、大河ドラマは1つの目標。今後、日本舞踊なども習っていこうと思う。日々、努力していきたい」と誓った。【村上幸将】