NHKと民放でつくる第3者機関「放送と人権等権利に関する委員会」は1日、群馬県行政書士会の総務部長が傷害容疑で書類送検されたと報じたエフエム群馬のニュースについて、総務部長に取材しなかったのは放送倫理違反との見解を出した。
同委員会の決定によると、エフエム群馬は昨年12月12日夕、群馬県行政書士会の総務部長が会員に暴行してけがを負わせたとして書類送検され、不起訴処分になったと伝えた。
委員会は「対立的な事案では両当事者への取材をするのが原則」と指摘。今回は特に、書類送検の事実が公表された県議会の質疑から、行政書士会の内部対立という背景がうかがえたことを理由に「(総務部長の)弁明を聞くことは必要不可欠」と判断した。
エフエム群馬は「見解を真摯(しんし)に受け止める。今後、このような事案では報道対象者への十分な取材を行う」とのコメントを発表。委員会の決定内容を放送した。
委員会はBRCという略称を使ってきたが、1日から放送人権委員会に改めた。




