元狩人のお兄さん、歌手加藤久仁彦(52)が21日、東京・新宿フェイスで開催された「2008ザ・おやじファイト!」でボクサーデビューした。加藤はWBA世界ジュニアバンタム王者の飯田覚士ボックスファイ会長の元で1年半練習を積み、この日の第3試合にフェザー級で登場。同じくアマチュアの小林政行(45)と対戦した。

 リングアナから「ザ・シンガー・クニ~」のコールを受け、この日発売の新曲「輝く星」に乗って青コーナーから軽快に飛び出した。果敢にインファイトを挑み、時折、右からクロスカウンター気味のストレートを繰り出しラッシュ。3ラウンドフルに戦ったが、2-0の判定で敗れた。

 加藤は「結果は負けたが、3ラウンド目に飯田会長の『攻めろ』という声に答えて100%の力を出せた。同世代に元気のメッセージを与えられたら」と話していた。