米歌手マイケル・ジャクソン(50)が、バーレーンのアブドラ・ビン・ハマド・ハリファ王子(33)から契約不履行で訴えられた。英ロンドンの高等法院で始まった裁判で、アルバム制作を条件に事前に支払った700万ドル(約6億6500万円)の返済を求められた。マイケルは契約はなかったと反論。裁判は長引きそうだ。

 王子側の弁護士によると、マイケルはアマチュア作曲家でもあるハリファ王子と共同でアルバム制作を行うことを条件に、700万ドルの必要経費を支払ってもらったという。

 だが、予定していた2枚のアルバムの制作はなされなかった。王子がマイケルに経費の返還を求めたところ、「贈り物だった」として断られたという。

 米ロサンゼルスからテレビ電話で法廷に参加したマイケルは、「王子は誤解している」とあらためて制作費として借りたという認識がないことを示した。