コピーライター糸井重里氏(60)が19日、東京・六本木の国際文化会館で行われた「第1回伊丹十三賞」の贈呈式に出席した。同賞は、俳優、映画監督、デザイナー、イラストレーターなど幅広い肩書で活躍した故伊丹十三さんの功績を記念して昨年創設が決まった。糸井氏は、98年に開設したネットホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」が参加型メディアの可能性を大きく切り開いたことが評価され、第1回の受賞者に選出された。糸井氏は「まったく予想していなかった受賞なので、高校生のようにうれしかった。私が受賞することができる世界で唯一の賞でしょう」と喜んだ。伊丹さんとは生前に交流があり、「こんなすばらしい賞をいただけて『すいません』と言いたいです」。

 [2009年3月19日19時17分]ソーシャルブックマーク