認知症で闘病中の元女優南田洋子さん(76)が脳梗塞(こうそく)を患っていることが15日、分かった。2月に判明し、入退院して治療を続けていたが4月1日に意識が混濁したため再入院した。夫で俳優の長門裕之(75)は17日発売の著書「待ってくれ、洋子」(主婦と生活社)で4年にわたる闘病の様子を打ち明けている。

 南田さんは05年ごろから認知症の症状がみられるようになった。以来、長門の介護で在宅治療を続けていたが今年1月の検診で、肝炎から来る神経障害が原因だと判明。同書によると長門は「肝炎の治療で治るかもしれない」と光明を見いだしていた。その直後に、洋子さんに異変が見られた。2月2日に病院へ連れて行くと、脳梗塞だと診断された。

 [2009年4月16日6時39分]ソーシャルブックマーク