累計430万部の作家山崎豊子のベストセラー「不毛地帯」を、フジテレビがドラマ化することが14日、同局から発表された。同局の開局50周年記念ドラマで、10月スタートの木曜午後10時枠で半年間放送される。

 「不毛地帯」は昭和の参謀と呼ばれた伊藤忠商事の故瀬島龍三会長がモデルとされる作品。過酷な労働を強いられた11年間のシベリア抑留から帰還した元軍人で日本の高度経済成長を支えた主人公の商社マン壱岐正を唐沢寿明(45)が演じる。妻役は同局系「妹よ」で主演カップルを演じて以来、15年ぶり共演となる和久井映見(38)。同作は76年に仲代達矢主演で映画化され、79年には平幹二朗主演で連ドラ化されている。

 [2009年5月15日12時22分]ソーシャルブックマーク