米音楽市場でインターネットを経由したオンライン配信の占める割合がことし前半に全体の35%に達し、3分の1を超えたことが18日、米調査会社NPDグループのまとめで分かった。

 残りの65%はCD。ネット経由のシェアは2007年が約20%、08年は約30%と拡大を続けており、同社は10年末までにCDとほぼ肩を並べる水準になるとの見通しを示した。

 音楽小売業者では有料ネット配信サイト「アイチューンズ・ストア」を展開する電子機器大手アップルがことし前半に市場全体の25%、ネット経由の69%を占める圧倒的な強さでトップとなった。

 全体では小売り最大手ウォルマート・ストアーズが14%で2位、家電量販最大手ベスト・バイが3位。ネット経由の2位はネット小売りのアマゾン・コムだった。

 [2009年8月19日20時57分]ソーシャルブックマーク