音楽配信のフェイス(京都市)は21日、音楽ソフト大手コロムビアミュージックエンタテインメントを傘下に入れる、と発表した。米投資ファンドRHJインターナショナル(旧リップルウッド)グループが持つコロムビア株すべて(31・4%)を約30億円で取得し、筆頭株主になる。

 コロムビアの持つ音楽ソフトを活用し、音楽事業を拡大するのが狙い。携帯電話やインターネット配信を使って歌手や演奏家を売り出し、楽曲のヒットにつなげる方針だ。コロムビアのビジネス網を使って、ほかの音楽ソフト会社と提携する考えもある。

 コロムビアは1910年設立の草分け的なレコード会社。氷川きよしらが所属。業績不振に陥った2001年、投資ファンド傘下に入り、経営再建を進めてきた。

 [2010年1月21日19時36分]ソーシャルブックマーク