人気落語家柳家小三治(70)が落語協会会長に就任することが21日、分かった。この日、都内で同協会の理事会が行われ、現会長の鈴々舎馬風(70)が勇退し、次期会長に理事の小三治が昇格することが内定した。落語協会は46年に発足し、現在は落語家、講談師など約300人が所属する演芸関係では最大の協会。

 馬風会長は三遊亭円歌(現最高顧問)の後を受けて、06年に就任した。2期4年にわたり会長を務め、若手を登用するなど協会の改革を推進した。馬風と小三治は同じ5代目柳家小さん門下で、馬風の入門が3年早く、兄弟弟子でのバトンタッチとなった。3月に行われる総会で正式決定し、6月から就任する。

 [2010年1月22日6時25分]ソーシャルブックマーク