18日に肺炎で死去したタレントのミッキー安川(本名安川実=やすかわ・みのる)さん(享年76)の通夜が23日夜、神奈川県内で営まれた。通夜終了後、長男のマット安川氏(37)が会見に応じ「父は普段、どこにいても気を使う方。気を使わず少し休んでください。やることはやったじゃないですか。任せてください、微力ですが…と言って送りました」と話した。

 斎場には、ミッキーさんが30代のころに書いた著書「風来坊留学記」を、自らレコードに録音した音声が流された。ミッキーさんはその最後に「僕は最後に、思い出だけをいっぱい持っていくんだ」と語っている。この日は石原慎太郎東京都知事や女優浅香光代、俳優小松政夫、ソフトバンク多村仁外野手ら、各界から多数の参列者が訪れた。マット氏は「すべての職業の方が、父とお付き合いして、思い出を持っていただいた。父も皆様とのひとつひとつ違う思い出を、天国に持っていったと思います」と言い、会場に流れる父の言葉をかみしめていた。

 [2010年1月23日20時51分]ソーシャルブックマーク