宝塚歌劇団月組公演「スカーレット

 ピンパーネル」(4月16日初日、兵庫・宝塚大劇場)の記者会見が12日、東京宝塚劇場で行われ、出演の霧矢大夢、蒼乃夕妃、龍真咲、明日海りおが参加した。抽選でファン150人を招待。米国人作曲家のフランク・ワイルドホーン氏が作った4曲を歌った。同氏が観客席にいただけに、4人とも緊張気味。主演の霧矢は「フランクさんと会えてうれしい。昨日は眠れなかった。フランクさんの音楽を体現できるように励みます」と意欲的だった。

 同作品は97年にブロードウェーで初演。フランス革命を舞台にした冒険活劇で、宝塚では08年、安蘭けいら星組が日本初公演を行い、ヒットさせた。ワイルドホーン氏は、女性が男性役をやる宝塚の独自性について「音楽には、国境も性別の境もない。新しい挑戦だ。ファンは楽しいと思う」と評価した。今回は新生月組のお披露目公演になる。

 [2010年3月12日20時6分]ソーシャルブックマーク