ブロードウェーミュージカル「RENT」(10月7日から・シアタークリエ)の制作発表が22日、都内で行われ、俳優福士誠治(27)歌手ソニン(27)ら出演者16人が意気込みを語った。

 90年代のニューヨークを舞台に、エイズ、ドラッグ、同性愛など若者の等身大の生きざまを描いたジョナサン・ラーソン(脚本・作詞・音楽)の名作。ピュリツァー賞やトニー賞など数々の栄冠に輝いた。ブロードウェーでは、12年4カ月にわたるロングラン、世界15カ国でも各国版が上演された。日本では08年以来、2年ぶりの上演となる。

 歌を披露するのが初めての福士は、主人公マークを演じる。「仕事をいただいて、オリジナルを見て勉強を始めた。歌に自信はないけど、作品に出会えたことを楽しみたい」と緊張の面持ち。麻薬中毒のヒロイン、ミミ役のソニンは「このカンパニーに参加できて光栄です。テーマが大き過ぎて、プレッシャーに押しつぶされそうだけど、自分なりの役を演じたい」と抱負を語った。

 ほかに新キャストのAnis、中島卓偉、キタキマユ、Spiらも出席。東京のほか、兵庫、富山、松本、名古屋でも公演。

 [2010年6月22日19時31分]ソーシャルブックマーク