モデルで女優の杏(24)が15日、東京・六本木ヒルズ内で行われた「Gift

 of

 Lifeプロジェクト」のアンバサダーとして出席した。

 同プロジェクトは、17日に施行される改正臓器移植法に合わせ、臓器移植について考え、自分の意思を示すきっかけづくりを促す。イベント会場では、臓器移植によって、元気になった子どもたちの絵画や書道が展示されている(19日まで)。

 展示品を見た杏は「自分では普段気づけない日々のキラキラした部分を見せていただき驚きました。今、必要とされているテーマを提起できる役目をいただけて光栄です」と話した。

 杏もまた、命の大切さを考え、同イベントのために1週間かけて絵を描いてきた。「普遍的な愛をイメージして母子像を描きました。普段は鉛筆デッサンですが、こうした絵を描くのは初めてです」。アクリル絵の具を使用した画用紙を見せ、会場に集う人たちを魅了した。

 同会場には歌手の松原のぶえ(48)も同席した。09年6月に腎不全のため生体腎移植手術を受けた松原。闘病生活を振り返り「移植前と移植後の当時を思い出し、胸が熱くなりました。1人でも多くのみなさんに臓器移植のことを考え知っていただき、身近に感じてほしい」と呼びかけた。松原は「朝、目覚めることが何より生きていると感じます。大勢の力を受けて生きていることに感謝してます。新しい人生を送れています」と声を震わせ笑顔で話した。

 [2010年7月15日17時7分]ソーシャルブックマーク