米国のハリウッドスター、ハリソン・フォードが28日、名古屋市の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の会場で記者会見し、多様性条約を未批准の米国の現状について「議会に批准を促すよう長年政府に言ってきた。いずれ批准されると思う」と見通しを語った。

 フォードは「オバマ大統領にも働き掛けている。市民意識の高まりと政治的リーダーシップが鍵だ」と話した。また、遺伝資源の利益配分などで厳しい交渉が続いていることについて「多様性を守るためにすべての国民が結集しなければならない」と強調し、交渉進展を求めた。

 フォードは熱心な自然保護活動で知られる。

 [2010年10月28日11時44分]ソーシャルブックマーク