東京都目黒区内の自宅から病院に搬送された歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)は、診察の結果、左のほお骨にひびが入る大けがを負っていたことが25日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁目黒署は傷害事件とみて、海老蔵から詳しい事情を聴いている。

 同署によると、海老蔵の説明では、24日午後11時半ごろから、西麻布の飲食店で歌舞伎関係者らと飲食をしていた。何軒か回る間に数人のグループと知り合い、海老蔵だけが合流。一緒に酒を飲んだ際、トラブルとなり、男に殴られたという。

 海老蔵は25日午後に予定されていた来年1月の「初春花形歌舞伎」の製作発表記者会見を、24日の日中に「体調不良」を理由にキャンセルしていた。

 25日朝、目黒区内の自宅に戻った際、顔などにけがをしていることに気付いた妻でタレントの小林麻央が110番した。

 [2010年11月25日19時45分]ソーシャルブックマーク