映画「さくら、さくら~サムライ化学者

 高峰譲吉の生涯~」(市川徹監督)の初日舞台あいさつが5日、東京・銀座シネパトスで行われ、ジャズ歌手ナオミ・グレース(47)ら出演者が登壇した。映画初出演のグレースは、主人公の化学者の妻キャロラインを演じた。「歌手として自分が前に出て歌うのと違い、映画の撮影はチームワークが大切だったので、緊張しました。私自身も国際結婚をしていますが、時々日本語が夫に通じないことがあるので、劇中の夫婦も苦労したと思います」と話した。

 グレースの夫でイラストレーターの松下進氏(61)も登壇。今回は映画のポスターを手掛け、俳優として出演もした。「セリフを言うのはとても大変でした」と振り返った。