東日本大震災の被災者らを励まそうと、アジアで活躍するフィリピンの女性ボサノバ歌手ソフィア(26)らが中心となって、マニラ首都圏のホテルで2日夜、復興を願う支援コンサートを開いた。

 医師の道を志していたソフィアは数年前、岐阜県の病院で研修予定だったが、歌手に転身。震災で日本でのプロモーション活動も延期になった。訪日が実現したら「被災地に行き、避難生活を送っている人たちを激励したい」と笑顔で話した。

 会場には約100人が集まり、フィリピン人歌手ら約15人がマイクを手にした。ソフィアは、マニラを拠点に活動する日本人ジャズ歌手横川愛作(25)と共に、一青窈の「ハナミズキ」などを熱唱した。

 収益金は国際交流基金を通じて寄付する。