スペインを訪れた作家、村上春樹さんは14日までにスペイン紙バンガルディア(電子版)に、第1~3巻がベストセラーとなった長編小説「1Q84」の第4巻を執筆する可能性に言及した。

 同紙の記者が、村上さんのほかの小説の主要登場人物は若者だが、1Q84では主人公が30歳になったと指摘。これに対して村上さんは「年齢を重ねた(主人公の1人)天吾が登場する第4巻があるかもしれませんね。どうでしょうか…」と語った。

 1Q84を出版した新潮社によると、1Q84は3巻合計で385万7千部を刊行。4巻目について同社は「何も分からない」としている。