フジテレビ系の新ドラマ「それでも、生きてゆく」(7月7日スタート、木曜午後10時)の制作会見が16日、都内で行われ、瑛太(28)満島ひかり(25)ら主要キャストが出席した。妹を殺された被害者の兄と、加害者の妹が15年を経て出会い、時が止まってしまった双方の家族が、明日への希望を見いだそうと懸命に生きる姿を描く。

 瑛太は「作品はとても重いテーマを扱っているので、演じる方も緊張感を持って伝えたい」と真剣な表情であいさつ。連続ドラマ初ヒロインの満島は「最初はサラッと(台本を)読めたんですけど、1行ずつ読んでいくと『どうしよう、やるって言っちゃった。できないな』って思うくらい、どうやって芝居すればいいか分からなかった」と悩みながら難役に挑戦しているという。

 加害者役を演じる風間俊介(27)は「すごく大切な役なので、丁寧にやらせていただきたい」と話したが、ほかの出演者との共演シーンが少ないため、「僕自身はすごくいい子なので(撮影が)終わったら一緒にご飯に行ってください」と懇願していた。