２０１３年のＮＨＫ大河ドラマ「八重の桜」の主演が女優綾瀬はるか（２６）に決まり２２日、同局から発表された。同志社大の創始者、新島襄の妻で、幕末の世をたくましく生きた“戦う女武士”新島八重の生涯を描く。東日本大震災の被災地となった福島を舞台としている。

　脚本は連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を手掛けた山本むつみさんのオリジナル。

　内藤慎介チーフプロデューサーは「東日本大震災を受けて、日本人の心や絆を描きたいと思った。復興を後押しし、被災地を励ますことができれば」と話した。同日会見した綾瀬も「少しでも心が温まるような、日本中が元気になる作品にしたい」と抱負を述べた。

　八重は会津藩士の家に生まれ、戊辰（ぼしん）戦争では会津籠城に参加。明治になって襄と結婚し、キリスト教の伝道と教育活動に努めた。

　１２年の大河ドラマは、松山ケンイチ主演の「平清盛」が決まっている。