09年8月3日に自宅で孤独死した女優大原麗子さん(享年62)のノンフィクション「大原麗子

 炎のように」(青志社)が19日に発売される。生前最後の誕生日の秘蔵カットとともに、美人女優のイメージと老いのはざまで悩んで整形手術を受けていたことなど、これまで知られなかった事実が明かされている。

 実弟の大原政光さんが監修し、芸能リポーター前田忠明氏が執筆した。美人女優と呼ばれた華やかな外見の裏で、波瀾(はらん)万丈の人生を送り、最後は孤独死したことで、これまでも数々のエピソードが明らかになった。

 だが、今作では、父に受けていたドメスティック・バイオレンス(DV)のほか、俳優渡瀬恒彦、歌手森進一との結婚、離婚の真相などの、知られざる秘話が収録されている。中でも、驚くのは、美容整形をして、しかも後悔していたことだ。そして、最期まで渡瀬へ思いを寄せ続けていたことだ。