タレントでお笑いコンビ、オセロの中島知子(40)が代表の会社が不当にマンションの使用を続けているとして、不動産管理会社など2社が、中島側に部屋の明け渡しや滞納分家賃など約230万円の支払いと立ち退きなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、請求を認めた。従わない場合は、強制執行の手続きが取られる。

 訴状によると、中島さんの会社は09年、東京・渋谷区内のマンション一室を家賃39万円で賃借し、事務所として使用。昨年5月に契約を更新したが、更新料や翌月以降の家賃を支払わなかった。

 9月末に明け渡す約束も一方的に延期。引っ越し業者の勘違いや隣接の自宅マンションが盗難被害に遭い、警察官から引っ越してはならないと指示されたことを理由に占有を続けているという。

 また、中島は同マンションの道路を挟んで向かいに立つ自宅マンションについても、家賃を滞納し、所有者の俳優本木雅弘夫妻から10日、東京地裁に提訴されている。