東日本大震災の被災地復興を支援しようと、歌手の加藤登紀子や日米などの合唱団約300人によるチャリティーコンサートが9日、米ニューヨークのカーネギーホールで開かれ、約2000人の聴衆が国際色豊かな演奏会を楽しんだ。

 加藤はヒット曲「百万本のバラ」「愛の賛歌」を歌った後、大震災発生の6日後に「心から生き抜きましょう、との思いを届けたい」と願って作詞作曲したという「今どこにいますか」を情感たっぷりに熱唱した。

 日本からは相模原市の「名前のない合唱団」や名古屋市の「コールフロイデ」など、米国からはさまざまな国籍の国連職員がつくった合唱団や「ニューヨーク市青少年合唱団」などが参加し、美声を披露した。