歌手五木ひろし(64)が28日、松山市内で新曲「夜明けのブルース」のPRライブを開催した。同市の繁華街・二番町を舞台に恋愛物語をテーマにした曲で、五木にとっては06年「高瀬舟」(京都)以来6年ぶりのご当地ソング。前日から地元テレビ、ラジオ番組5本に生出演した効果もあり、大街道アーケード内に設けた特設ステージ前には2000人以上の市民、観光客が集まった。

 スタートから「夜明けのブルース」を歌った五木は、ポップな曲調に乗り、前後左右360度を見渡しながら、手を振り、笑顔を振りまいた。同曲を作詞、作曲した愛媛県出身のシンガー・ソングライター、レーモンド松屋、宮本真希も駆け付けた。宮本からは、29日に誕生日を迎える五木の妻(元女優和由布子)にと、宇和島産の真珠のピンブローチをプレゼントされて感激。細い目をさらに細めていた。

 その後、大ヒット曲「よこはま・たそがれ」を披露し、最後にもう1度「夜明けのブルース」を歌った五木は、喜ぶ聴衆に「ご恩返しのためにもこの曲を大ヒットさせたいです。今年のNHK紅白歌合戦でこの曲を歌えるように頑張っていきます」と誓っていた。