NHKは23日、東京電力の社外取締役に内定したNHK経営委員会の数土文夫委員長(71)の兼職問題について、この日までの12日間で、視聴者から約400件の問題視する声が寄せられたと発表した。うち60件は受信料を払わないという声もあった。公共放送のトップが、取材対象の東電の経営に関与すれば、報道の公正さが疑われると批判が各方面から相次いでいる。NHKの石田研一放送総局長は「放送の自主自立、公平公正は変わりない。どういう番組を放送するかは自分たちの問題」とした。