お笑いコンビ、次長課長の河本準一(37)が25日、母親が生活保護を受けていると一部で報じられていた問題について都内で会見を開いた。
以下は河本準一会見の一問一答。
-受給開始時期は
河本
僕が芸人になってから2~3年たってからなので、14~15年前という認識があります。
-最初に援助できると返事をしたのは
河本
5~6年前です。
-増額できると返答した時期は
河本
今年1月ぐらいです。
-現在は
河本
現在は受けておりません。
-やめたのはなぜ
河本
母親が迷惑を掛けられないという思いがあったのでしょう、打ち切りたいという話がありました。今年の3月か4月だったと思います。
-生活保護を受けていたのは正しかったと思っている
河本
はい。ずっと正しいと思っていました。ただ、認識が甘かった。福祉の方ときっちり話をして、勝手に送っていたわけではないし、最低限、これだけ送れると話をしていた。でも人として甘えていると思いました。
-不正受給とは違う、と
河本
はい。
-では正しいと思う部分も返還する
河本
それまでは家族が養える年収をもらえていなかったので、受給せざるをえなかった。そこは問題はないと思う。テレビに出だして収入があるにもかかわらず、生活保護を受けているということは、認識が甘かったので、そこは返したい。だいたい5~6年前からです。
-母親が生活保護というのはどんな気持ち
河本
正直なところを話すと、情けなくて恥ずかしい気持ちです。母親が生活保護を受けているということは、誰にも知られたくなかったですし、世間の方には分からないように明るく振る舞うことが自分の仕事だと思っていた。早く抜けさせなければ、という思いで仕事をしていた。
-5~6年前、十分に面倒を見られたのでは
河本
かなり自分の認識が甘かった。これは自分1人だけではないですが、来年の仕事の保証はまったくございませんし、長期的に休まなければならない病気にもなった。芸人保険というものもない。パニックになった。
-打ち切りは考えなかった
河本
半年くらい前から話し合いを進めてきた。生活保護を受けている家族の方々だと理解いただけると思いますが、大病を患っている家族がいると急に莫大(ばくだい)なお金がかかったりする。定期的にお金を蓄えなければならず、家族を養っていかなければならない。しかし、自分の考えが甘かった。
-母親の生活費は、生活保護と河本さんの援助のみ
河本
基本的に(他には)ありません。長年会っていないという状況もありましたし、仕事も忙しかったですし、なかなか話をすることもできなかった。それが今回の件を招いた。母親のケアができていれば。
-返還することで、本当に生活保護を受けたい人に、受給を辞退を強要するように受け取られかねないか
河本
(返還は)自分の気持ちです。福祉の方に助けていただいた分を返すのは自分の気持ちです。
-認識が甘いというのは、援助額が少なかったという意味
河本
少なかったというより、収入が多いのに受けているという道義的な意味で甘かったということ。
-以前は感じていなかった
河本
感じてはいなかったといいますか、確かに、甘い部分はあったのかな、と思います。情けなく思います。
-報道後は母親と会った
河本
今日の会見に至るまで、仕事をしていまして、岡山に帰ることはできませんでしたが、今日も母親と電話をしまして「しっかりしゃべってこい」と言われました。
-もしサラリーマンだったらどうだったか
河本
年収が100万円を切るという事態が数年続く、という状況にはサラリーマンだったらならない。
-親族の方も受給しているということ。3等親内で受給しているのは何人で額は
弁護士
親族の生活状況はきわめて個人的な話なので、お答えを控えさせていただきます。
-国会議員が問題視しているが
河本
今の私の立場から何も言えません。
-ツイッターのプロフィルを変更したのは
河本
子を持つ親でありながら、ストレスがかかってしまいまして、自分のうやむやな気持ちでツイッターのプロフィルに軽率な言動を書いてしまいました。申し訳ありませんでした。
※河本は騒動になって以降、ツイッターのプロフィルを「その生き生きとしたパワーをもっと他の事で使えばいいのになぁ」と変更していた。