放送分野の優れた番組などを表彰する第38回放送文化基金賞(主催・公益財団法人放送文化基金)が28日発表され、テレビドキュメンタリー番組部門でIBC岩手放送の「幾歳経るとも要心あれ-2011・03・11・東日本大震災-」と、NHKの「NHKスペシャル

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 巨大津波

 いのちの記録」が本賞に決まった。

 テレビドラマ番組部門ではNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」、ラジオ番組部門ではNHK福島放送局の「遠いふるさと~フクシマの家族・2011~」が、それぞれ本賞に選ばれた。テレビエンターテインメント番組部門の本賞は該当作がなかった。

 放送文化部門では、司法をテーマにドキュメンタリーを制作した東海テレビ放送報道部ディレクターの斉藤潤一さんらが選ばれた。

 さらに、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島、茨城で開設された臨時災害放送局計29局に特別賞を贈ることを決めた。

 贈呈式は6月22日、東京・紀尾井町の千代田放送会館ホールで。