東日本大震災からの復興を願い、タレントの間寛平(63)が13日、岩手、宮城、福島3県の縦走マラソンを始めた。岩手県山田町にある県立陸中海岸青少年の家をスタートし、あいさつで「皆さんを笑顔にするために頑張って走ります。応援よろしくお願いします」と意気込みを見せた。

 道中で住民と触れ合う「人と人とのつながり」をテーマに、約440キロを9日間かけて走る。ゴールの福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズに21日に到着する予定だ。

 この日は出発前、足慣らしで住民ら約40人と2キロほどジョギングした。「調子はどうでっか」。笑顔で会話しながら走る姿に、沿道の小学生も飛び入り参加した。スタート時は住民ら約100人が「来てくれてありがとう」と声援を送った。

 間は、阪神大震災で兵庫県宝塚市の自宅が全壊。得意のマラソンで、東日本大震災の記憶が風化するのを防ごうと企画した。