昨年1月14日に亡くなり、その後、献体された俳優細川俊之さん(享年70)の納骨が故郷の山口県下関市で行われたことが14日、分かった。13日に遺族らによって両親が眠る墓に納骨された。細川さんは昨年1月12日に自宅で倒れ、頭を強打し、病院で治療を受けたが、同14日に急性硬膜下血腫で亡くなった。遺体は病院から大学病院に移送され、通夜・葬儀は行われなかった。細川さんは生前、医学解剖実習のため献体することを申し出て、献体登録をしていた。

 今月11日、遺体は荼毘(だび)に付され、遺骨となって妻典江さん(69)ら遺族のもとに帰ってきた。13日の納骨には典江さん、細川さんの姉ら遺族、高校時代の同級生ら約30人が参列。墓には細川さんが木の実ナナと共演した人気舞台「ショーガール」でかぶっていたシルクハットが置かれた。「しのぶ会」の予定はないという。