英国の伝説的ロックバンド「レッド・ツェッペリン」のメンバー3人が21日、ロンドンで記者会見を開き、2007年に行った一夜限りの再結成ライブの様子を収めた映像作品を10月中旬に世界各地でプレミア上映することを明らかにした。

 07年のライブは約1万8000枚のチケットに対し、インターネットなどを通じて約2000万人から応募や問い合わせが殺到したという“幻”のコンサート。ギタリストのジミー・ペイジ(68)は「(バンドの)遺産の一つになるだろう」と話した。

 またベーシストのジョン・ポール・ジョーンズ(66)は、作品上映まで約5年が経過していることについて問われ「バンドにとって、5年というのは5分間のようなもの」と答え、会場を沸かせた。

 作品は日本でも10月17~18日、全国約40カ所の劇場で上映が決まっているほか、11月にはCDやDVDが発売される。

 レッド・ツェッペリンは1968年に結成され、70年代のロックシーンを代表するバンドとして活躍。80年にドラマーのジョン・ボーナムさんが死去して解散したが、再結成を望む声が絶えない。