新曲発表を行った小林幸子(58)との一問一答。

 -紅白への思いは?

 小林

 この新曲で紅白に選んでいただけたら、すごくうれしいです。毎年、衣装は、スタッフも私も頭の中で想定はしています。具体的に話すのは、アレなんですが、(まずは)選んでいただければいいな。

 -CDを売るのは大変?

 小林

 大変です。今までずっとレコード会社にやっていただいていたことを、私のスタッフでやらなくてはならず、ものすごく勉強になってます。今まで知らなかったことばかり、こんなにやることがあったのかと。スタッフが団結してやってくれていることに、感動しています。全国キャンペーン展開していこうと思っていますが、信じられないくらいお話ももらっています。

 -さだまさしへは?

 本当に素晴らしい歌をいただいたと思います。今、電話で「今から記者会見します」と言ったら、「心配だ」と言われました。

 -前事務所の2人との和解については?

 小林

 前任者2人には、感謝の気持ちでいっぱいです。さださんのファンでもあるので、新曲を聴いていただけてるとうれしいです。CDはもうお渡ししています。(第三者を通して?)はい。

 -大阪のコンサートでは、ファンには「聴いてください」ではなく「買ってください」と言っていた。

 小林

 よくご存じで。はい。

 -だんなさんは何と?

 小林

 素晴らしい作品だと言ってました。私の仕事については、何度もお話してきているのですが、全く関わってきていませんし、今後も関わりません。

 -これが50周年の第1歩?

 小林

 うちのスタッフ、バンドメンバーも誰も変わっていないので、一緒に共有して、49年でやっていないことをやりたいと言ってきました。おかげさまで、やったことのないオファーをたくさんいただいています。今はお話できませんが、(具体的なことは)次の機会に。

 -新曲のテーマは?

 小林

 さだ兄ぃには、全てを話していて、全てを分かってくれています。その上で書いてくれたんだと思います。自分の詞だと思っていまして、デモテープを聴かせてもらったときに号泣しました。「母の夢を見た

 ただ笑ってた」という歌詞があるんですが、実は前日に母の夢を見ていて、同じだったので、びっくりしました。ただ、自分の詞なんですが、世の中には、いじめや国の問題、震災といろんなことで苦しんでいる人がいます。「さっちゃんが代表して歌うんだよ。耐えた、その先で、いつか笑えるって」と。私は、そんな人たちを代表して、メッセージとして歌っていきます。

 -美川憲一とは?

 小林

 憲ちゃんとは、この前も旅番組で一緒で、たくさん話をして、「私たち歌い手は、心に響く歌を歌うこと。それ以外は考えない」って。それから「何しろ明るく会見しなさい。笑顔が一番なんだから、悲しい顔は似合わない」と言われました。

 -元スタッフとは、会わないのか?

 小林

 前任者2人も会社を立ち上げていますし、同じ芸能界ですから、必ずどこかで会うと思います。そのときは、お互いにいいスタートを切っていて、いい状態で会えればと思います。

 -最後に

 小林

 「茨」とは、まさに今の私の状況…だと思います。でも、この前もファンの方々に報告したら、「良かった」と泣いて喜んでくださる方々もいて、本当に新曲を届けることができることが良かったと。今週末のコンサートでは、やっと歌えます。テレビ番組では、10月3日収録(11月11日放送)のNHKBSプレミアム「日本のうた」で、初めて披露することができます。今、歌えることの幸せをしみじみ感じています。本日は、本当にありがとうございました。