阪神大震災から18年となった17日、神戸市出身のシンガー・ソングライター平松愛理(48)が、新神戸オリエンタル劇場で、18回目の復興支援ライブ「KOBE

 MEETING」を開いた。

 平松は震災で知人を亡くしており、これまで休業中も同ライブは継続してきた。途中、平松は度重なる病気、離婚と多くの苦難に見舞われ、中、高校時代の恩師からの手紙に励まされた。その手紙には、恩師が10歳で両親を亡くしたときのつらさがつづられており、平松はすぐに「花と太陽」という楽曲を作った。

 私があなたの、みんなの太陽になりたい-といった思いをつづった内容で、くしくも、東日本大震災後、仙台のテレビ局から「歌ってほしい」とリクエストを受けたという。

 これがきっかけとなり、宮城をはじめとした東北での復興支援活動を始め、故郷の須磨区の花「コスモス」の植樹や、支援ライブの活動を続けてきた。平松は、神戸と東北の確かな絆を実感し、両紙の支援継続をファン約600人に約束。ライブではヒット曲「部屋とYシャツと私」、故郷を歌った「南町から」や、阪神大震災復興支援ソング「美(うま)し都~がんばろや

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 KOBE」を歌い、アンコールでは、この日出演した地元の若手グループらとともに、SMAPの「世界に一つだけの花」を合唱した。