歌舞伎俳優坂東玉三郎(62)が28日、都内で行われた舞台「アマテラス」(7月4~28日、東京・赤坂ACTシアター)の制作会見に出席した。

 同舞台は日本神話の古事記を題材に、玉三郎と太鼓芸能集団の鼓動が初めて共演した音楽舞踊劇。06年に初演され、今回は6年ぶりの再演で、元宝塚歌劇団男役スターの愛音羽麗が参加する。

 演出、主演を務める玉三郎は「新たに愛音さんが共演してくれて光栄です。私も愛音さんも、男も女もやる俳優ですのでご縁を感じております」と笑顔で歓迎した。

 初参加の愛音は昨年10月に宝塚を退団したばかりで、不安を明かしつつ、「今まで男役を追究してきたので女性役として歌ったり踊ったりするのはリハビリ中ですが、男女の性別を超えて魂で表現したい」と意欲を語った。

 東京公演後、福岡・博多座(9月5~29日)、京都・南座(10月5~27日)で上演される。