ビートたけし(66)が21日、都内でニッポン放送「オールナイトニッポン45時間スペシャル『ビートたけしのオールナイトニッポン』」(24日正午)の収録を行った。会見も予定していたが、共演予定だった放送作家高田文夫氏(64)が体調不良で番組を休むことになり、「浮かれて面白おかしく会見するのはしのびない」(関係者)とキャンセルになった。

 それでもたけしは番組冒頭に「本当は高田文夫がいなきゃいけないのに、追悼式典になっちゃったじゃないか。ついに逝っちゃったか本当は」と言ったり、「何か移植するの」と毒づいてみせた。さらに松村邦洋と東京マラソンの話題になると、「高田さんが出たら世界記録作るよ。ペースメーカーが付いてるんだから」と毒舌ぶりを発揮した。

 高田氏は不整脈による心肺機能の疾患で昨年4月に入院したが、同11月には仕事に復帰していた。

 番組中では高田氏から寄せられたメッセージも紹介された。「45周年だから、そこはそれ、適当に手を抜いて、たけしさん、50周年は生きてたらちゃんとやりましょう。じゃあね、バイビー」。たけしはこれを聞いて、「ずうずうしい。棺おけに両脚が入っているのに」と再び毒づいた。

 同局広報部は高田氏について「疲れがたまったため『申し訳ないが休む』と午前10時ごろ連絡があった。深刻な話ではない」と説明した。

 番組は67年にスタートした「オールナイトニッポン」の放送開始45周年を記念し、22日午後10時から45時間にわたり、中島みゆき、松山千春ら歴代のパーソナリティーが次々に出演する。たけしは81年1月から90年12月までパーソナリティーを務めていた。

 [2013年2月21日17時2分]日刊スポーツのオススメ