来年結成30周年を迎えるロックバンド怒髪天が7日、大阪市内で行われた新アルバム「ドリーム・バイキングス」(4月24日発売)のリリース記念イベントに出演、収録曲「ドリーム・バイキング・ロック」など4曲を熱唱した。ボーカル増子直純(47)が「いいアルバムに仕上がった」と目を細める同アルバムだが、タイトルの命名者はドラムス坂詰克彦(46)だったことが招待された150組300人に明かされた。「夢のある前向きな名前」を念頭に「ドリーム」に続く単語をメンバー各自が考えた末、坂詰の提案「バイキング」が初めて採用された。その理由について坂詰は「食べ放題ってことで」と意味不明な説明を行い、会場を笑わせた。

 イベントは「バイキングス・イズ・ノットデッド~俺達は、まだまだいけちゃう野郎ども。~『怒髪天

 Road

 to

 武道館

 FM802

 支部団結成』」と名付けられ、大阪のラジオ局FM802とコラボして、来年1月の日本武道館公演へ向けた関西地区壮行会を兼ねて行われた。悲願の聖地ライブを控え、増子は「本当に実現するか分からなかった。もう絶対次はないから。考えただけで泣きそう。でも楽しみたい」と前を向いた。

 怒髪天は北海道出身のバンドで、自らの音楽をジャパニーズR&E(リズム&演歌)と称している。84年に結成、91年にメジャーデビューを果たしたが、活動休止、インディーズを経て、04年にメジャー再デビューした異例の経歴を持つ。