俳優三上博史(50)が12日、都内で、主演するWOWOWドラマ「震える牛」(16日スタート、日曜午後10時)の会見に出席し、独自の役作りの手法を紹介した。

 「撮影の前に自分の好きな物を封じます。コーヒーを紅茶に代えるとか本を読まないなど。自分を捨てて、空っぽになったつもりで台本を読むと役に近づいていける気がする」。

 作品は強盗殺人事件の奥にある食品偽装問題をテーマに企業の闇に迫る刑事を描く。三上は食について「厳選した物をと思っていましたが、最近は打ち勝つ体になれるように頑張ろうと思っています」と語った。共演は吹石一恵、小林薫ら。