兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校(岩崎文夫校長)が15日、開校100年を迎えた。卒業生が、1998年まで校舎として使われた宝塚文化創造館(同市)で朗読劇を披露し、2回の公演で観客計約300人を魅了した。

 朗読劇の作者山崎陽子さん(77)が幕あいにあいさつ。「創立記念日にこの場所で上演できてうれしい」と笑顔で話し、初舞台で頭に付けるまげをステージ上に落とした失敗談を振り返った。

 朗読劇では、元花組娘役トップの上原まりさん(66)が本を片手に、植木職人と女性との再会劇を1人で演じ分けた。

 宝塚音楽学校では、17日に100周年記念式典を開催。現役生徒や卒業生ら計約2300人が集まり、祝いの舞や歌が披露される。