米バスケットリーグNBAの元選手デニス・ロッドマン氏(52)が25日、東京・六本木のグランドハイアットで来日会見を行った。

 3年ぶりの来日について、「家族を大事にするところなど、日本のカルチャーが好き。再びここに来られてうれしい」と笑顔を見せた。かつてはデトロイト・ピストンズやシカゴ・ブルズで優勝した経験を持ち、現在のNBAについて、「私たちのころは、フィジカルで、もっと体の当たりが強かった。チームへの忠誠心もすごかった。今の選手たちは、富や名声の方が大事なのかと思う時もある」と辛口コメント。30日から開幕する今シーズンのNBAについても、「マイアミ・ヒートが一番実力があるのは誰もが知るところだと思う。他のチームがいかに対抗してくるか」と話した。

 同席した元横綱の曙太郎(44)から「盧怒萬(ロッドマン)」と書かれた羽織物を曙から贈られると、お返しとばかりにその場でバスケットボールにサインをして、プレゼント。曙は「本当にありがとうございます」と大喜びだった。取材陣からは今年、2度も北朝鮮を訪れていることについて質問を受けたが、司会者のWOWOWアナウンサー木村英理から「NBAや番組に関係ない質問はお控えください」とさえぎられると、両手を前に出してノーコメントの意志を表現。何も答えなかった。

 イベントには、優木まおみ(33)麒麟の田村裕(34)ハライチの沢部佑(27)らも出席。田村は「うちの奥さんは、顔の中央部分がレブロン・ジェームズに似ているんですよ」と明かし、笑いを誘った。