札幌市で来年開かれる「札幌国際芸術祭」の芸術監督を務める音楽家坂本龍一が4日、市内で会見した。

 「札幌の成り立ちをアートの視点から捉えたい。近代化とともに発展し、自然と接している都市の特色を生かした芸術祭にしたい」と意気込みを語った。

 実行委によると、主な会場は北海道立近代美術館や、JR札幌駅前の地下歩行空間など計7カ所。国内外のアーティストの作品、パフォーマンス、音楽などを観客が体験する参加型のイベントを目指している。坂本さんのコンサートも開催予定で、総事業費は約3億円に上る。