小泉今日子(47)が、舞台でも歌う。6日に東京・渋谷のシアターコクーンで初日を迎える舞台「シダの群れ3

 港の女歌手編」の公開舞台稽古が5日、都内で行われ、小泉は阿部サダヲ(43)小林薫(62)らと出席した。

 かつて歌手を目指し、上京する役を演じたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のように、今回も港のバーのステージに立つ歌姫の役。劇中では、ナンシー・シナトラの「サマーワイン」など2曲を歌う。「自分の歌をお客さんの前で歌うのと、出演している舞台で歌手の役をするのではずいぶん違う。緊張もするし、激高した後に歌うときに、声の調子を整えるのに時間がかかったりする。でも、普段は使わないような声が出たりしますね」と、新鮮な感覚に触れてうれしそうだった。

 ただ、物語が任侠(にんきょう)ものとあって、どちらかといえばバイオレンスにもかかわりたかったようだ。「女の私から見ると、男の方が銃を撃ったり、ののしり合っているのを見ると、『いいな、私もやりたいな』と思う。激しいところのある女性役ですけど、ナイフとか銃を持ちたかったのに、持つのはマイクだった」と阿部らをうらやましそうに見つめていた。