アイドリング!!!3号で、リーダーの遠藤舞(25)が8日、東京・中野サンプラザで行われたコンサート夜公演で、グループからの卒業を発表した。

 アンコール明け、東京・青海のZEPPダイバーシティ東京での次回ライブ開催(来年2月14日)が発表されると、遠藤から同ライブがグループでの最後の活動になることが発表された。ファンから「えー」と歓声が上がる中、「まだ卒業までありますので、それまで一緒に思い出を作ってください」と気丈に話した。もっとも発表直後の「さくらサンキュー」では、本人もメンバーも涙を流した。

 グループで最年長の遠藤は、06年10月のグループ結成メンバーで、09年3月からはリーダーを務めた。公演前に行われた会見では、「自分のやりたいことに専念したい。グループに新しい風が吹くように」と卒業の理由を明かした。今年7月にソロデビューも果たしており、今後はソロ歌手として活動する。1年以上前から卒業を考えており、メンバーには「今日まで隠そうと思ったけど、言った方が思い出もたくさん作れる」と1カ月前の収録時に伝えた。

 同じ1期生の外岡えりか(22)は「卒業は悲しいイメージがあるかもしれないけど、本当はすごくすてきなこと。おめでとうという気持ちです」。横山ルリカ(22)は「本当は1期生3人同じタイミング卒業してみたかったけど、独り立ちしていくのをより応援していきたい」とエールを送る一方で、6期生の橋本瑠果(14)が感極まって涙する場面もあった。

 元メンバーの滝口ミラ(24)が今年11月に結婚したが、自身の卒業後の恋愛については「今いないので、焦らずに…」と答えると、菊地亜美(23)から「卒業してすぐとかやめてくださいよ」と突っ込まれ、「縁を大切にしていきたいと思います」と笑顔を見せていた。

 この日に行われたコンサートは、昼公演と夜公演合わせて4400人を動員。メンバー25人が出演し、夜公演では全21曲を披露。バカリズム(38)も登場した。