全身がんを告白している女優樹木希林(70)が21日、都内で行われた映画「始まりも終わりもない」(伊藤俊也監督)のトークイベントに出席し、“元気”をアピールした。

 樹木は12月上旬に九州の病院で放射線治療を受けたことを認めた上で言った。「私が『ここから、ここまで』と勝手に決めて治療したから、お医者さんには迷惑をかけました。無理やり、元気にしてる訳じゃなくて、本当に元気なんです。食べ物とかも制限したこともないし」。

 来年の仕事について聞かれると、「今年は映画には1本も出なかったけど、来年は映画に何本か出られそうなので、ボツボツとやって行きたいと思う」とも話した。

 樹木は今年3月に「全身がん」と告白。05年に乳がん手術を受けたが、その後に再発し、さらに全身複数箇所に転移していたことが判明するも、手術は受けず、放射線治療を受けているという。