元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(33)のドタキャンが明らかになった。

 フジテレビ系で30日に放送されるスポーツ界の腕相撲王者決定戦「ジャイアントキリング3」の対戦カード発表会見が26日、東京・台場のフジテレビで行われたが、出席予定のダグワドルジ氏が急きょ、会見を欠席した。

 ダグワドルジ氏のドタキャンは、現役力士時代にもあったが、フジテレビによると、この日午前に同氏側から「仁川(韓国)発の飛行機に乗れなかった」と連絡が入ったという。同氏に関しては、11月1日に母国モンゴルのメディアが、「ウランバートル市内で開かれていたパーティーで参加者を殴り、その後、相手からサラダナイフで反撃を受けて顔を負傷した」と報じており、事件後、初めての公の場となるこの会見での発言が注目されていた。

 同番組は、大相撲や柔道、総合格闘技、ボクシングなどから、力自慢のアスリートを集め、腕相撲で腕っぷしの強さを競い合う。1回戦でダグワドルジ氏は、プロレスラー高山善広(47)と戦うが、前回優勝者で、優勝候補の格闘家ボブ・サップ(39)は同氏のドタキャンに言及。「30日当日、ヤツに会えればいいさ。そして、やっつけられればね」と言ってみせた。さらに男性記者2人を相手に腕相撲のデモンストレーションを敢行。当然の圧勝で「いいウオーミングアップになった。フハハハハ!」と豪傑に笑い、連覇に自信をみせた。

 ほか格闘家ジェロム・レバンナ(41)元柔道男子日本代表監督の篠原信一氏(40)らが出席した。