俳優城田優（２８）が２５日、都内で行われたＤ－ＢＯＹＳ１０周年記念プロジェクト「ショートフィルムフェスティバル」特別上映会の舞台あいさつに登場。現在出演中の日本テレビ系ドラマ「明日、ママがいない」（水曜午後１０時）について思いを述べた。

　同ドラマをめぐっては「こうのとりのゆりかご」（赤ちゃんポスト）を設置する熊本市の慈恵病院や全国児童養護施設協議会が「誤解や偏見を与えかねない」として放送中止や内容改善を求めている。

　城田は同ドラマで、施設の子どもがあこがれる男性の東條役を演じているが、取材陣からの問いに対し「いろいろなご意見とかご感想はあると思います」と前置きした上で、「一番大事なポイントっていうのは、第１話、第２話では出てこないので、ストーリーを全部見ていただいてから、あらためてご判断いただければ」と理解を求めた。

　また「一度乗った船には最後まで乗るのが男。視聴者のみなさまに、感動や愛の尊さやはかなさや親子というもののあり方を、とにかくエンターテインメントの力を持って、より視聴者の方に伝えていけたらという一心で撮影しています」と今後も継続していく姿勢を見せた。

　この日行われた上映会には、瀬戸康史（２５）阿久津慎太郎（１８）も登場。それぞれが１５分のショートフィルムで監督に初挑戦し、城田も「普段はなんでここがカットなんだと思うこともありましたが、あらためて大変な作業なのだと思いました」と表現者としての苦労を明かしていた。