神戸市のご当地8人組アイドルグループ、KOBerrieS♪(以下=コウベリーズ)が9日、ソチ五輪フィギアスケート男子の羽生結弦(19)の金メダル獲得を熱望した。

 東京・新宿MARZで開催されたライブに参加。メンバーは「絶対に金メダルを取ってくれると信じています。コウベリーズも応援しています」とエールを送った。

 神戸市東灘区には849年(嘉祥2)に創建された「弓弦羽(ゆづるは)神社」がある。その名称が羽生結弦を逆さに読んだ「ゆづる・はにゅう」と語呂が似ていることからファンの間では“聖地”として知られている。境内にはファンが「ソチオリンピック

 金メダル」などと書いた絵馬が奉納され、11年7月には仙台市出身の羽生も訪れた。

 芽衣(19=めい)は「羽生さんは、神戸市民にとって強い縁を感じる。団体戦(ショートプログラム)でも1位だったし、メンタルが強すぎる。強心臓の鍛え方を教えてほしい」。優里(19)は「コウベリーズも弓弦羽神社へ行って、(神戸市の)ワールド記念ホール(1万人規模)でライブが出来るようお願いしたい」と目を輝かせた。

 また、スノーボード・スロープスタイル男子で8位に入賞した角野友基(17)は神戸市に隣接する兵庫県三木市出身。祖母が三木市に住んでいるというリーダーの茉由(21=まゆ)は「新種目での初入賞は日本チームに勢いをつけてくれると思う。同世代が世界で活躍していると『私たちも頑張らないと』という強い気持ちになります」。一方、アニメ好きの郁恵(21)は「ホンマ、仙人みたいな人や。すごすぎる」と独特な表現でたたえた。

 この日のライブでは19日に全国発売する「未来少年少女」など計8曲を披露。地元ファン約50人も親衛隊として上京し、“神戸流”のかけ声や応援の仕方を関東のファンへ伝授していた。茉由が「ついに、東京進出しちゃいましたー」と報告すると「おめでと~う」と東西のファンが一緒に喜んだ。

 コウベリーズは12年7月に「Love

 never

 dies!!!」でデビュー。グループ名は、長田区の地域活性化に取り組むNPO法人がインターネットで一般公募し、122点の中から「ベリー(小さな果実)のようにかわいらしく、フレッシュなアイドルに」という理由で決定した。メンバーは神戸市在住の18~21歳の高校生や大学生らで構成され、これまで市内で170以上のライブなどを行ってきた。