10年に死去した劇作家、演出家つかこうへいさんの代表作で、15日に初日を迎える「熱海殺人事件

 Battle

 Royal」の公開通し稽古が15日、東京・新宿の紀伊国屋ホールで行われた。

 稽古前には出演者が会見した。馬場徹(25)とともに、ダブルキャストで主人公の木村伝兵衛を演じるEXILEのKENCHI(34)は、朝のニュースでフィギュアスケート男子の羽生結弦(19)の金メダル獲得を知ったという。「仙台の被災地出身で今の日本に勇気と希望を運んだと思う。19歳なのにすごい。負けてられないっす」と気合を入れていた。

 KENCHIにはもう1人、刺激を受ける存在がいた。昨年、この舞台に出演したEXILEのNAOKI(29)だ。「会うたびに『熱海-』の話をします。NAOKIも思い入れがあるらしく『ここはどう?』と聞くとヒントをくれる」。ただ「『応援しに行くよ』と言っていたのに、まだ来てないなあ」と、陣中見舞いを期待していた。

 昨年も伝兵衛を演じた馬場は、KENCHIにライバル心を燃やしていた。「2人ともまったく違うアプローチ。こんな伝兵衛があるんだという気持ち。ここ盗もうかな…なんてこともある」と、KENCHI版の伝兵衛からも吸収する気満々だった。

 ほか大谷英子(28)牧田哲也(29)柳下大(25)が出席した。