ゴーストライター問題の渦中にあり、現在の全聾(ろう)がウソだったと告白した作曲家佐村河内(さむらごうち)守氏(50)が、謝罪会見の実施を強く希望していることが20日、関係者への取材で分かった。「代理人の弁護士が辞任した理由は、会見についての意見の食い違いだった」と指摘する関係者もいる。

 佐村河内氏は今月12日未明、報道各社に8枚にわたる謝罪文を送付。文末には「やっと気持ちが整理できましたので、近いうちに必ず公の場で謝罪をさせていただきます」と謝罪会見の開催を示唆していたが、現実にそれを希望したものの、弁護士側は「まだ会見をする時期ではない」と主張したという。

 15日には代理人を務めていた弁護士2人が辞任を発表。佐村河内氏の楽曲としてCDをセールスしていたレコード会社も同氏と接触しておらず、現在は会見実施が懐疑的な状況だが、同氏はそれを諦めておらず、新しい代理人を探しているという。