落語家春風亭小朝(58)がブログで、ソチ五輪フィギュアスケート女子で6位に入賞した浅田真央についてつづった。まず、ショートプログラム(SP)での失敗からフリーでの見事な復活劇を独自の視点で分析した。

 「フリーでの復活の演技はメダルに関係なく僕の胸に響きました。ショートで大失敗したから開き直れたのではないかという解説を耳にしましたが、そんな単純な切り替えで自己ベストは出せないでしょう。開き直ったというより、最後の最後で浅田真央という自分を、信じきることができたのだと思います」

 続けて「第一線で活躍している方が、自分の中のさまざまな声に打ち勝ち、しかもそれを体全体に伝えて壁を乗り越える。これが、いかにすごいことか。この経験が多い人ほど上へあがっていかれるわけですが、そういう人はどの世界でも一握りです」と指摘し、「はるかに年下の真央さんですが、尊敬できる方ですね。本当によいものを見せてもらいました」と称賛した。