宝塚歌劇団花組のトップ娘役、蘭乃はなが11月16日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎える「エリザベート」で退団することになり、19日、同劇団から発表された。蘭乃は20日午前、兵庫県宝塚市の同劇団で会見する。

 蘭乃は06年、双子の妹で宙組娘役のすみれ乃麗とともに92期生として入団し、月組に配属。08年「夢の浮橋」で新人公演初ヒロイン。10年に花組へ組替え。同年5月同組トップ娘役に就き、同組前トップ、真飛聖の相手役を務めた。

 11年に真飛が退団後は、現在退団公演中の蘭寿とむの相手役。次期花組トップに就く明日海りおとコンビを組むことも決まっていた。

 蘭乃は、明日海のトップ初作品となる中日劇場公演「ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-」(6月12~29日)でマリーアントワネット、明日海の本拠地お披露目となるミュージカル「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」では、ヒロインのエリザベートを演じる。同公演は、兵庫・宝塚大劇場で8月22日~9月22日、東京宝塚劇場は10月11日~11月16日。

 また、妹のすみれ乃麗はすでに、7月に退団することを発表している。